ジョバンニ
CV:悠月美鈴
孤独で空想好きな少年。
病気の母親を気遣いながら暮らし、学校に通いつつ貧しい家計を支えるために朝は新聞配達をして夕方は活版所で仕事もしている。
父親は漁に出かけているが、長く帰ってこず、密漁で捕まっているのではないかと同級生たちにからかわれている。
星祭りの夜、同級生たちから逃げるように辿り着いた天気輪の丘で銀河鉄道に出逢う。
カムパネルラ
CV:ミドリノハサミ
ジョバンニの同級生であり親友。
二人の父親同士も親友である(彼の母親の生死については諸説ある)
裕福な家庭に育っている優しい性格の優等生で人気者。
他の同級生がジョバンニをからかう際は気の毒そうにしている。
最近は忙しくしているジョバンニと話ができていない様子だが、互いに気にかけている。
ジョバンニと銀河鉄道に乗り込み、共に旅するが…。
鳥捕り
CV:麻倉墨生
銀河鉄道の乗客の一人。
雁や鷺などの鳥を捕まえ、押し葉にして食用に売る商売をしている。
気前が良く、ジョバンニたちに売り物の鳥をわけてくれるが、食べるとチョコレートのようなお菓子の味がする。
掴みどころのない飄々とした人物だが、ジョバンニたちは複雑な思いを抱える。
女の子(かおる子)
CV:朝桐律
12歳くらいの姉。
乗っていた船が氷山に衝突して沈没し、気がつくと銀河鉄道に乗っていた。
この船はタイタニック号であると推測されている。
また、彼女の話す寓話「蠍の火」は物語のテーマの一つでもあり、原罪や献身、それによる本当の幸いなどが込められている。
男の子(タダシ)
CV:hie.
6歳くらいの弟。
乗っていた船が氷山に衝突して沈没し、気がつくと銀河鉄道に乗っていた。
この船はタイタニック号であると推測されている。
母親は既に亡くなっており、銀河鉄道に乗った際、姉のかおる子に「もうすぐ会える」と慰められている。
青年
CV:霧依アキト
姉弟の家庭教師。
乗っていた船が氷山に衝突して沈没し、気がつくと銀河鉄道に乗っていた。
この船はタイタニック号であると推測されている。
先に本国へ発った姉弟の父親の代わりに二人を連れていく船旅の途中で事故に遭ったが、敬虔なキリスト教徒の彼は自己犠牲を選んだ。
先生
CV:中嶋有志
ジョバンニたちの学校の先生。
物語の冒頭で天の川など銀河について丁寧な説明をしており、この物語のモチーフを印象付ける役割でもある。
天の川についてジョバンニに質問するが、自分に自信のないジョバンニは上手く答えられない。